【2025年版】業務用脱毛機レンタル比較|ESSENTは本体0円
公開日: 2025年9月3日
最終更新日: 2025年9月3日
業務用脱毛機をレンタルで導入予定です。初期費用0円のESSENT Premiumと、同シリーズ(Jenimo mini/Pro2/LED)など他機種を、初期費用・月額・ランニングコストの観点で比較したいです。どれを選ぶのが現実的でしょうか?
- 初期費用を極小化してすぐ始めたいならESSENT Premiumが有利。本体価格0円レンタルで、月額 34,800円(年払い)/39,800円(月払い)が目安。
- 長期稼働で原価を最小化したいならJenimo miniやLEDが選択肢。miniは0.1円/shot、LEDは0.02円/shotで原価が下がる一方、初期費用(例:卓上43万円/タワー・LED50万円 税抜)が発生します。
- 1年目の総額だけを見ると、初期0円のESSENTが割安になりやすい。3年目以降は、miniやLEDが総費用で逆転するケースもあります。
本ページの数値は公開情報ベースの目安です。税区分や付帯条件で変動するため、最終判断は最新の料金表・約款をご確認ください。
① まず用語をそろえます
レンタルの基本要素
初期費用(搬入・講習・付属品等の一式)、月額(本体の利用料)、ランニングコスト(ショット原価・ジェル等の消耗品・電気代)で総額が決まります。
ショット原価(目安)
光方式は0.1円/shot(mini・Pro2)、ESSENTは0.2円/shot、LEDは0.02円/shot。全身で約2,000ショットなら、光は約200円、ESSENTは約400円、LEDは約40円が目安です。
SLA(代替機)
故障時に代替機をどれくらいの時間で届けられるかも重要。停止時間=機会損失のため、手配方法と到着目安を確認しましょう。
② ESSENT Premium(本体0円レンタル)のメリット/注意点
メリット
- 初期費用ゼロ:本体価格0円レンタルで、資金を広告・人材・内装に配分しやすい。
- 仕様が充実:3300W×−15℃冷却×最大10Hz。11フィルターの光フェイシャル搭載で、脱毛+美肌メニューまで一台で展開。
- 運用の安心:講習・サポート込み。代替機の迅速発送でダウンタイムを抑制。
- 設置しやすい:100Vで動作(一般的なコンセント)。工事の手間が少ない。
注意点
- ランニングコスト:0.2円/shotなので、超多稼働の現場ではmini(0.1円)やLED(0.02円)に比べて原価が上がる。
- 月額はやや高め:年払い34,800円/月払い39,800円(税抜)。長期稼働ではminiが総額で有利になる可能性。
③ 他シリーズ(Jenimo mini/Pro2/LED)の傾向
メリット
- Jenimo mini:月額29,800円(税抜)で回しやすい。0.1円/shotで原価が低い。
- Pro2:高出力×強冷却で難所(ヒゲ・VIO)に強い。連射安定性が高い。
- LED:0.02円/shotで最小原価。長時間稼働店の粗利押し上げに有利。
デメリット
- 初期費用が高い:目安で卓上43万円/タワー・LED50万円(税抜)の初期導入費が必要。
- 資金の固定化:立ち上げ直後は広告・人件費に回せる資金が圧迫されやすい。
④ 損益シミュレーション(100施術/月の一例)
全身2,000ショット相当のシンプルモデル。税抜・概算です。実際の単価・稼働率で調整してください。
前提
- 施術数:100件/月
- ショット原価:ESSENT0.2円/mini・Pro20.1円/LED0.02円
- 月額:ESSENT39,800円(月払い)/mini29,800円/Pro239,800円/LED50,000円
- 初期費用:ESSENT0円/mini430,000円/Pro2500,000円/LED500,000円
観点 | ESSENT | mini | Pro2 | LED |
---|---|---|---|---|
ショット原価(月) | 40,000円(400円×100件) | 20,000円(200円×100件) | 20,000円 | 4,000円(40円×100件) |
1年目の月間TCO 月額+ショット原価+初期費の月割(12か月) |
79,800円 39,800+40,000+0 |
85,633円 29,800+20,000+35,833 |
101,467円 39,800+20,000+41,667 |
95,667円 50,000+4,000+41,667 |
3年目の月間TCO 月額+ショット原価+初期費の月割(36か月) |
79,800円 39,800+40,000+0 |
61,744円 29,800+20,000+11,944 |
73,689円 39,800+20,000+13,889 |
67,889円 50,000+4,000+13,889 |
結論:1年目の総額重視→ESSENTが有利。長期・高稼働で原価最小化→mini/LEDが有利になりやすい。
⑤ 仕様・費用の比較表(要点)
項目 | ESSENT Premium | Jenimo mini | Jenimo Pro2 | Jenimo LED |
---|---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | 430,000円 | 500,000円 | 500,000円 |
月額(税抜) | 34,800(年払)/39,800(月払) | 29,800 | 39,800 | 50,000 |
ショット原価 | 0.2円/shot | 0.1円/shot | 0.1円/shot | 0.02円/shot |
出力・冷却 | 3300W/−15℃/10Hz | 3300W/−15℃/10Hz | 最大3500W/強冷却/10Hz | 3000W級/−15.8℃/10Hz |
メニュー幅 | 脱毛+光フェイシャル(11種) | 脱毛+光フェイシャル | 脱毛+ABL(光フェイシャル) | 脱毛特化 |
電源 | 100V | 100V | 100V | 100V |
⑥ 選び方フローチャート(3分で判断)
- 初期費用を0円にしたい → はい:ESSENT/いいえ:次へ
- 月100件以上で長時間稼働の見込み → はい:LED or mini/いいえ:次へ
- ヒゲ・VIOなど難所を時短で処理したい → はい:Pro2/いいえ:次へ
- 光フェイシャルで単価を上げたい → ESSENT or Pro2/mini(対応有)
⑦ 見積り・契約で“ここは交渉”チェック
- 月額に含まれる範囲:講習・保守・代替機・保険の有無
- 代替機のSLA:到着目安(例:最短当日発送/48h以内など)
- ショット上限・従量課金:上限超過時の扱い
- 消耗品の縛り:専用ジェル指定や送料
- 契約期間・解約金:縛りなし/返金保証の条件
- 購入切替:買取時の精算・保証引継ぎ
⑧ 導入前に整えるチェックリスト
- ターゲット別メニュー(全身・ヒゲ・VIO・フォト)と所要時間の定義
- 価格設計:都度/回数券(都度×回数−10〜15%)/会員(縛りなし)
- 標準オペ:A4チェックリスト+3分動画(部位別・初動対応)
- MEO・SNS運用ルーチン:写真15枚・口コミ月6件・週3本の短尺
- 電源・設置:100V/ブレーカー容量・排熱・導線の確認
⑨ よくある質問
- Q. 初期費用0円だと、結果的に割高になりませんか?
A. 1年目の総額では割安になりやすいですが、3年目以降はminiやLEDが逆転するケースも。導入期の資金配分と回収スピードで判断します。 - Q. ランニングコストの差はどれくらい?
A. 全身2,000ショットなら、光0.1円=約200円、ESSENT0.2円=約400円、LED0.02円=約40円が目安です。 - Q. 電気工事は必要?
A. いずれも100Vで動作(機種により要件差あり)。ブレーカー容量・排熱条件は事前確認を。 - Q. 故障時の対応は?
A. 代替機の手配スピードと費用の有無を確認。停止時間はそのまま売上機会損失です。
⑩ 30日アクションプラン(導入初月に効く)
- USP一文を作成(例:駅3分/ヒゲ約3分×−15℃/縛りなし会員/本体0円レンタル)。
- LP・マップ・SNSの冒頭にUSPを統一表示、写真15枚と口コミ導線を整備。
- 体験メニュー(10・20・30分)と台本を用意し、初速の口コミを獲得。
- 料金は都度/回数券/会員の3択に整理。原価と回転率で価格を確定。
- 稼働を見ながら、ESSENT→mini/LEDへの台数・機種最適化を検討。
まとめ
レンタル比較は初期費用(ある/なし)× 月額 × ショット原価 × 代替機体制で決まります。
ESSENT Premiumは本体価格0円で導入障壁が低く、1年目の総額で有利になりやすい選択肢。
一方、長期・高稼働ならmini/LEDが総費用で有利になる可能性があります。
まずは初期0円で素早く検証→稼働に応じて最適化。このステップが、リスクを抑えつつ利益を最大化する近道です。