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脱毛サロンの固定費・変動費を50%圧縮する実践ワザ大全|2025年版

公開日: 2025年8月3日

最終更新日: 2025年8月4日

ご質問

売上はそこそこ出ているのに利益が残らない……。広告費・家賃・人件費・消耗品など、どこを削れば黒字が増えますか? 脱毛サロン特有のコスト構造を踏まえて、効果が高い順に教えてください!

ご回答(3行まとめ)
  • 家賃・人件費・広告・機器がコストの8割。ここを仕組みで削ると利益が一気に伸びる。
  • 変動費削減 → 変動費化 → 固定費交渉の順で着手するとムダがゼロ。
  • 管理指標は「1客あたり変動費」「固定費÷客数」の2つだけ。毎月シートに入力すれば黒字が見える。

① 現状把握:固定費と変動費の仕分けチェックリスト

区分固定費/月削減余地変動費/施術削減余地
家賃12〜30 万
人件費10〜25 万技能歩合
広告費5〜30 万
機器レンタル3〜5 万1ショット原価0.1〜0.2円
電気・水道2〜4 万
消耗品ジェル・ペーパー 70〜120円

支払いが毎月必ず発生=固定費、施術数に比例=変動費 で色ペン仕分けするとターゲットが明確。

② 変動費から攻める:1客あたり原価を下げる5ワザ

QA(即効テク)効果
2‑1. ジェルが高い1kg 4,000円 → 1,200円のOEMに乗換原価▲70%
2‑2. タオル洗濯外部リネン → コインランドリー+オゾン乾燥月▲8,000円
2‑3. 紙ショーツ高40円 → 14円 中国製+厚手シーツ兼用原価▲65%
2‑4. 施術時間長いJenimo Pro2 ABL 高速モード:顔3分人件費▲30%
2‑5. ショット超過課金無制限プランへ変更追加課金ゼロ

③ 固定費を “変動費化” する3ステップ

  • 広告費を成果課金へ → LINE VOOM CPT・CPA自動停止(4,500円上限)
  • 人件費は売上歩合+業務委託で<最低保証=週3出勤のみ>
  • 家賃はサブリース+夜間セルフ時間貸し → 月+4万円で家賃30%オフ

④ 家賃・光熱費を交渉&工夫で下げる7技

方法期待削減
更新時にフリーレント1か月交渉家賃▲8%
テナント火災保険を見直し▲10,000円/年
全照明をLED化電気▲25%
エアコンタイマー2分前ON▲3,000円/月
浴室乾燥→除湿機ガス▲20%
深夜セルフで売上増家賃実質▲30%
契約アンペア見直し(60→40A)基本料▲1,600円

⑤ 広告費を “売上15%以下” に抑える運用フロー

  • 無料枠最大活用:Googleビジネス週3・リール週2・TikTok毎日
  • CPAループ:広告→LP→予約→来店の最小KPIを週次記録→7日でA/B判定
  • リマーケ集中:LP訪問者へ1,000円/日だけ再表示=客単価高層を狙い撃ち

広告費 ÷ 新規売上 ≦ 15% を合格ラインに設定。

⑥ 「経費を使って利益を増やす」逆張り施策

投資コスト見込粗利増
Wi‑FiフォトスポットLEDライト 1.5 万SNS投稿増 → 月+12万
医療監修アドバイザー月3 万単価+800円×120人=+9.6万
LINE有料ステップ配信月5,500円再来率+8pt → 粗利+7万

⑦ ケーススタディ:2ベッドサロン “月30万コストダイエット”

項目BeforeAfter差額
家賃200,000160,000*▲40,000
人件費250,000200,000▲50,000
広告費300,000180,000▲120,000
レンタル料44,00032,780▲11,220
消耗品55,00030,000▲25,000
光熱費35,00025,000▲10,000
合計差額▲296,220

* 夜間セルフ時間貸しで実質家賃圧縮

⑧ FAQ ─ コスト削減“あるある”質問

Q. 値下げ競争に巻き込まれそう…
→ 価格より「時短・痛みゼロ・看護師監修」で単価を守る。

Q. 広告を止めたら予約が減りそう
→ 無料集客(口コミ・リール)を仕組み化して広告依存を下げる。

Q. セルフ夜間営業はトラブルが怖い
→ 監視カメラ+カード決済+電子ロックで実質リスクゼロ。

⑨ コスト管理ダッシュボード(週15分で更新)

指標目標今週状態
広告費比率≤15%12.7
1客変動費≤250円180
固定費/客数≤4,000円3,600
人件費率≤30%28

⑩ チェックリスト(今日から実行)

  • 変動費の単価を3社比較し最安へ乗換
  • 家賃のサブリース/夜間セルフ可否を家主に相談
  • 広告→LP→予約の数値をスプレッドシートで可視化
  • 人件費を固定+歩合のハイブリッドへ切替案作成
  • KPIダッシュボードを週1で更新

まとめ

  • 利益は「変動費削減 → 変動費化 → 固定費交渉」の順で増やすと最速。
  • 目安:1客変動費200円・広告15%・固定費/客3,500円を超えると粗利が厚くなる。
  • 削減はゴールでなく浮いたお金を再投資し単価とリピートを伸ばす循環が最終目的。

今日からスプレッドシートに1行でも数字を打ち込み、「削減 → 再投資」ループで利益を増やそう。